【買取・入荷】端渓硯を買取りました！│書道用品・書道具を売るなら忠益軒チュウエキケンへ！

「硯の王様」ともいわれる端渓硯を買取りいたしました！

今回入荷したのは、実用に適した四直硯と楕円硯です。

墨池（海）の部分が大きく、一度に多くの墨液を溜めることができるので、書家の方などに人気があります。

端渓硯とは？読み方から解説！

端渓硯は、中国で産出される硯の一種です。

「端渓硯」と書いて「タンケイケン」と読みます。

中国では数多くの硯が産出されていますが、その中でも最も優れた硯の素材が端渓だといわれています。

端渓硯となる石材が産出されるのは広東省の肇慶市という場所です。

肇慶市は、香港やマカオから北西方向に進んだ、やや内陸部に位置します。

この場所を流れる西江という河の近辺で、端渓硯となる石材が産出されています。

その歴史は古く、唐時代には産出が始まっていたともいわれています。

石眼などの石紋も魅力的！端渓硯は、なぜ「硯の王様」なのか？

中国をはじめ、東アジアでは硯に適した石材が数多く産出され、各地で硯として加工されてきました。

そんな中で、なぜ端渓硯が「硯の王様」と呼ばれるようになったのでしょうか？

ここでは、三つの理由を挙げてみましょう。

硯には、表面に細かい凹凸があります。この凹凸を鋒鋩（ホウボウ）と呼びます。

その鋒鋩で墨を削ることによって、墨液を得ることができます。

鋒鋩の細かさは石の質により異なりますが、端渓硯の素材となる石の中には鋒鋩の細かいものがあり、それが端渓硯は優れていると評価される理由の一つです。

また、鋒鋩が強いということも評価の高い理由の一つでしょう。

長い間、硯で墨を磨っていると、墨液がなかなか濃くならないという状態になることがあります。

それは、鋒鋩が弱くなってしまったからです。

先ほども述べましたが、鋒鋩は凹凸です。

長い間固い墨などを磨っていると、凹凸が徐々に平らになってゆき、墨を削る機能が弱くなってしまいます。このような状態を退鋩（タイボウ）といいます。

端渓硯の素材となる石の中には、長く使用しても退鋩しにくいものがあり、それも端渓硯の評価を高めています。

さて、墨を磨るという面でも優れている端渓硯ですが、見た目にも美しいことで知られています。

「石眼」という、丸い目玉のような模様をご存じの方も多いのではないでしょうか？

そのほかにも、青花・火捺・金線・銀線・冰紋・魚脳凍・蕉葉白など、さまざまな模様が見られます。

この画像は、硯を濡らした状態で撮影した写真です。

複雑な模様が出ているのをご確認いただけるでしょうか？

それらの模様が複雑に表れている様子が、硯好きの多くの人々を惹きつけています。

一生に一度は使ってみたい端渓硯

さて、今回は実用に適した二面の端渓硯を入荷いたしました。

端渓硯のなかには、何百万円、何千万円という観賞用の硯もありますが、今回入荷した端渓硯は実用を目的として製作された硯なので、比較的お買い求めいただきやすい価格で販売しております。

一度は端渓硯を使ってみたいという方は、この機会にぜひ端渓硯をお買い求めください。

【買取情報】硯など書道用品・書道具を売るなら忠益軒（チュウエキケン）にお任せください！書道本も査定いたします

さて、忠益軒では硯など書道用品・書道具を買取りいたしております。

また、書道用品・書道具以外のジャンルの古本古書も大歓迎です。

こんなものの処分でお悩みではありませんか？

思い当たるものがございましたら、ぜひ忠益軒へご連絡ください。

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