◎【買取情報】木耳社の『山田正平作品集』を買取りいたしております。

木耳社から刊行された『山田正平作品集』のご売却は、ぜひ忠益軒にお任せください。当店では『山田正平作品集』をはじめとする書道の本を積極的に買取りいたしております。

山田正平作品集』は、昭和期を中心として活躍した篆刻家・山田正平の作品を集成した書籍です。篆刻家として有名な山田正平ですが、篆刻以外にも書画や刻字など、数多くの作品を残しました。

山田正平は明治32年(1899年)に新潟県で生まれました。父は篆刻家として有名な木村竹香です。

「正平」というのは本名ですが、字や号にも「正平」を使用しています。ほかにも様々な号を使用しており、特に有名なものが「一止」または「一止道人」という号です。これは「正」という字を「一」と「止」に分解したものだといわれています。

中学卒業後に上京し、山田寒山の養子となります。寒山も明治期に活躍した大変有名な篆刻家です。

木耳社,山田正平作品集,山田正平,篆刻,書道,書道具,書道用品,書道書,古本,古書,買取り,売却,中古,処分

若いころから書家や篆刻家の知遇を得、中国へ遊学する機会にも恵まれました。当代を代表する中国通かつ日本を代表する篆刻家である河井セン廬の紹介により、中国清朝を代表する芸術家で「最後の文人」とも呼ばれる呉昌碩と接することもできました。

山田正平の創作活動は晩年まで続き、会津八一小川芋銭中川一政などもその篆刻作品を愛用しました。

山田正平の作品、特に篆刻作品を見た方は、どのような印象を持つでしょうか?

おそらく多くの人が、「そんなに上手な作品には見えないな。自分でも作れそう。」とお感じになるのではないかと思います。それが自然な印象だと思います。

確かに、山田正平の篆刻作品はパッと見ると稚拙、言葉を選ばずに言えば「下手くそ」に見えるかもしれません。ところが、いざ自分で真似してみようとすると、なかなか山田正平の印が持つ風格を表現することはできません

山田正平の印には、何とも名状しがたい不思議な魅力があるのです。特に中川一政らの作品に捺されているものを見ると、全体が調和して違和感がなく、流石に当代を代表する篆刻家の作品だなと思わされます。

いまだに多くの人が山田正平の作品を求めるのは、そんな不思議な魅力を持つがゆえなのかもしれません。

『山田正平作品集』には主に三種類あります。昭和51年(1976年)に刊行された本(以下、通常版という)、通常版と時を同じくして刊行された限定版、昭和59年(1984年)に刊行された増補版の三つです。

通常版と限定版の内容はほとんど同じです。ただし、限定版には山田正平の印を実際に捺した紙(印箋)が綴じ込まれています。また書籍のデザインも若干異なります。

三種類の本のうち、どの本かによって買取価格は異なりますが、いずれの本も買取対象となります。

また、忠益軒では山田正平の篆刻作品・書作品・絵画作品をはじめ、『栴檀二葉香印譜』『正気印譜』『羅漢印譜』『八僊印譜』『一止廬印存』『正平陶磁印譜』などの印譜、『一止道人 山田正平先生の書簡』などの関連書籍も買取いたしております。

さて、当店では、そんな木耳社の『山田正平作品集』を買取りいたしております。その他の書道書、書道具・書道用品、古書全般の買取りも行っておりますので、ご不要なものがございました、ぜひお気軽にご相談ください

当店では、木耳社の『山田正平作品集』以外の書道本や書道具、また古書・古本全般も買取りいたしております。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です