【買取・入荷】紀泰山銘や宋紹熙五年重修山河堰碑ほか│拓本・書道用品・書道具を売るなら忠益軒チュウエキケンへ!
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紀泰山銘や宋紹熙五年重修山河堰碑など、磨崖(摩崖)の拓本を2点お売りいただきました!
紀泰山銘や宋紹熙五年重修山河堰碑など、磨崖の拓本をお売りいただきました。

拓本といえば、皆さんはどのような形のものを思い浮かべるでしょうか?
おそらく、蛇腹折りになった冊子状のものを思い浮かべる方が最も多いのではないかと思います。
今回入荷した拓本は、そんな冊子状になる前の状態、つまり拓を採ったときのままの状態の拓本です。
拓の対象となる器物の形が伝わることから、冊子状になる前の拓本というものも大変人気が高いです。
整本と剪装本?
さて、先ほども少しお話しましたが、拓本の形状は拓を採ったままの状態と、採った拓を本の形にした状態の二つ分けられます。
前者を「整本」、後者を「剪装本」とよびます。
整本は、拓を採ったそのままの状態、つまり採拓後に切ったり貼ったりする加工をしていない状態のものを指します。

冊子状になっている拓本に接する機会の多い私たちは忘れがちになりますが、拓本のもとになっている石碑は、本来ある程度の大きさのあるものがほとんどです。
石碑などの形をそのまま写し採っているため大型のものが多く、保管に手間がかかるため、冊子状の拓本よりも残っている数は少ないといわれています。
鑑賞するにも広いスペースが必要で、初心者にはなかなか敷居の高い整本ですが、石碑などの姿そのままを見ることができるという利点もあります。
剪装本は、採拓した紙を書籍の形に仕立て上げた状態を指します。

折帖といって、お経の書かれているような蛇腹折りの本が代表的ですが、通常の冊子状になっているものも少なくありません。
こちらは整本と違いコンパクトにまとまっているため、取り扱いも簡単で、机の上でも見やすく、書のお手本などにも活用できます。
しかし、採拓のもととなった器物の形は失われており、その一部しか見ることができません。
そのため、学術的な資料としては整本よりも一段下ると評価されることもあります。
紀泰山銘と宋紹熙五年重修山河堰碑について
さて、今回買取りした拓本は整本の状態です。
紀泰山銘と宋紹熙五年重修山河堰碑、いずれの作品も磨崖(摩崖)と呼ばれる崖に刻まれた大型の作品で、その拓を見ていると、作品の持つ大らかさや雄大さを感じることができます。
それぞれの拓本について簡単に説明しておきましょう。
紀泰山銘
紀泰山銘は、唐時代の玄宗という皇帝が、自身の即位を天と地に報告する封禅(ホウゼン)という儀式を行ったときに刻まれた碑です。
高さ13.2m、幅5.3mという岩壁に1000文字が彫られています。
内容には、自身が封禅の儀式を行うまでの経緯や、今後どのような決意で政治を行っていくのかということが記されています。
謹厳な中に大らかで余裕のある雰囲気を持った隷書は、石台孝経とともに、玄宗の隷書の代表作と評価されています。
宋紹熙五年重修山河堰碑
宋紹熙五年重修山河堰碑は、中国陝西省漢中市にあった石碑です。
この重修山河堰碑がある辺りには、文字などが刻まれた石碑がいくつも点在していますが、重修山河堰碑はそれらの中でも最大級の大きさを誇ります。
碑文の内容は、水害によって損壊した堰を官民の力を合わせて修復したというものです。
晏袤によって書かれたという隷書は、碑の大きさとあいまって、大らかで雄大な印象を与えます。
重修山河堰碑のあった場所は、開発工事により水中に沈んでしまったため、その石碑は現在、漢中博物館に保管されています。
【買取情報】拓本・書道用品・書道具を売るなら忠益軒(チュウエキケン)にお任せください!書道用品も査定いたします
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まとめ
まとめ
☆拓本は、大きく「整本」と「剪装本」の2種類に分けられる
☆「整本」は、拓を採ったままの状態をいう
☆「剪装本」は、採った拓を本の形にした状態をいう
☆「整本」には拓の対象となった石碑などの全形を見ることができるという利点、「剪装本」には取り扱いが楽で気軽に鑑賞できるという利点がある
☆紀泰山銘と宋紹熙五年重修山河堰碑は、いずれも磨崖(摩崖)と呼ばれる崖に刻まれた大型の作品で、その拓は雄大さを感じさせる

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