【買取・入荷】完訳 エリア随筆(国書刊行会)│海外文学の本を売るなら忠益軒チュウエキケンへ!- 忠益軒(チュウエキケン)

【買取・入荷】完訳 エリア随筆(国書刊行会)全4冊│チャールズ・ラムによる名随筆の完訳本をお売りいただきました。

名随筆と定評のあるチャールズ・ラムの「エリア随筆」、その全訳本である国書刊行会の『完訳 エリア随筆』全4冊をお譲りいただきました。

「エリア随筆」、皆さんはご存じでしょうか?

優れた随筆の一つとして名前の挙がることも多い作品ですが、意外と読んだことのある人は少ないのかもしれません。

この記事では、「エリア随筆」の著者チャールズ・ラムはどのような人なのか、「エリア随筆」にはどのような邦訳本があるのか、国書刊行会から出版された『完訳 エリア随筆』はどのような本なのかについて解説していきます。

偉大なエッセイスト、チャールズ・ラムの生涯

チャールズ・ラム(Charles Lamb)は、イギリスの文筆家です。

ラムは1775年2月10日、ロンドンで生まれました。

父が法律家の助手を務めていたため、法律機関が多く集まるシティのテンプル地区で幼い日々を送ります。

ラムには兄弟が多くいましたが、兄のジョンと姉のメアリー以外は幼くして亡くなってしまったそうです。

1553年にエドワード6世によって設立されたクライスト・ホスピタルという、今では伝統ある学校で学んだときに、後に詩人として広く名前を知られる人となるサミュエル・コールリッジと親交を結びました。彼との友情は生涯続くものとなりました。

ラムには吃音症があったようで、それが一因となり大学など上級の学校へ進学することができなかったといわれています。

イギリス東インド会社の会計事務所で職を得たラムは、25年もの間その事務所に勤務しました。

ラムは、兄弟の中でも特に姉メアリーと親しい仲にありました。ラムが幼くして本に接する機会を得たのも、メアリーの影響だといわれています。

そんな姉メアリーが、1796年に大きな事件を引き起こしてしまいます。些細なことで母親に注意されたメアリーは、母を刺殺してしまったのです。

メアリーは精神的な疾患を抱えており、母親に注意されたことがきっかけで精神的な限界を迎え、母を刺し殺すという悲劇が起きてしまいました。

故意による殺人という罪は免れることができましたが、メアリーは精神病院への入院を余儀なくされてしまいます。このメアリーの世話をするために、ラムは自身の結婚などを諦めたとも伝えられています。

1834年、現在ではロンドンのエンフィールドといわれる地区に住んでいたラムは亡くなりました。享年59歳。墓地は、ロンドンのエドモントンにあるオール・セイント教会にあります。

「エリア随筆」「シェイクスピア物語」など、邦訳も多いチャールズ・ラムの作品

イギリス東インド会社で事務員として勤めたチャールズ・ラムですが、事務員の傍らで文筆家としても活躍しました。

最も有名なのはエッセイでしょうが、その他にも詩、戯曲、児童向け作品など、さまざまな作品を残しています。これらの作品の中には、姉メアリーと共同して書いた作品もあります。

「エリア随筆(原題:Essays of Elia)」は、チャールズ・ラムによって書かれた随筆を集めた作品集です。

【買取・入荷】完訳エリア随筆(国書刊行会),海外文学の本

「エリア随筆」に収録された作品は、1820年から1825年までロンドン・マガジンに掲載された作品です。1823年に初めて書籍として出版され、10年後の1933年には続巻が出版されました。

このエッセイの中で、ラム自身は「エリア」というペンネームで、姉のメアリーは「いとこのブリジット」として登場します。

「エリア随筆」は当時から人気が高く、数多くの本がラムの故郷イギリス、そしてアメリカでも出版されています。

日本でも戦前から邦訳作品が出版されてきました。いくつか挙げてみましょう。

タイトル訳者出版年全訳or部分訳
エリア随筆集平田禿木1927年全訳
エリア随筆戸川秋骨1940年部分訳
幻の子供たち
エリア随筆抄
山内義雄1953年部分訳
エリア随筆平井正穂1978年部分訳
エリアのエッセイ船木裕1994年部分訳

上のリストをご覧いただいてもわかるように、邦訳された「エリア随筆」は、その大部分が部分訳で出版されています。

「エリア随筆」には、全部で52編もの作品が収録されているため、その全部を邦訳して出版するのは簡単ではなかったようです。

名随筆として名高い「エリア随筆」ですが、原文は決して読みやすい文章ではありません。

英語を母国語とする人にも読みにくいといわれるほど、文章自体が難解と評価されることもあります。

日本の人が「エリア随筆」を全編読もうと思ったら、古い全訳の本を買い求めるか、難解な英文の原書をコツコツ読み進めるか、二つの選択肢しか選ぶことができませんでした。

新しく全訳された「エリア随筆」が遂に登場!完訳 エリア随筆(国書刊行会)の出版

そんな状況下で、2014年から2017年にかけて出版されたのが、国書刊行会の『完訳 エリア随筆』全4冊です。

訳者は南條竹則氏、註釈は藤巻明氏が担当しています。

南條氏は、幻想文学や食べ物についての作品を多数発表している作家です。翻訳家としても多くの邦訳作品を手掛けており、チェスタトン、アーサー・マッケン、ラヴクラフトなど様々な海外作家の作品を翻訳し発表しています。

第4巻のあとがきによれば、南條氏は中学2年生の頃、父親から英語学習の教材として「エリア随筆」の原書を与えられ、そこではじめてこの作品に接したといいます。学生時代には山内訳の「エリア随筆」を愛読し、ついには自身でラムの作品を邦訳することとなったようです。

国書刊行会から出版された『完訳 エリア随筆』の特徴の一つは、詳細な註釈が付いていることでしょう。

その例として第一巻を見てみましょう。

第一巻は、本文や註釈など合わせて約340ページで構成されています。その内訳は、本文が約180ページ、註釈が約120ページ、解説その他が約40ページです。

専門書であれば珍しくないのかもしれませんが、一般的な海外文学の邦訳書で、全体の35パーセント近くが註釈というのは珍しいのではないでしょうか。

しかも、註釈部分は、現在ではあまり見かけない上下二段組みになっているため、ページ数以上にボリュームがあるように感じます。

これほどの註釈が付けられているのも、「エリア随筆」が様々な典拠を持つ難解な作品だからなのかもしれません。

各巻巻末には、解説として、ラムの小伝や「エリア随筆」の邦訳作品についての小文が掲載されています。ラムや「エリア随筆」について興味のある方には、一読していただきたい内容です。

また、ラムが生活していた頃のロンドン地図が掲載されているなど、イギリスに馴染みの薄い読者にも親切な工夫が施されているのも嬉しいポイントです。

エッセイというジャンルの中でも特に名作と名高い「エリア随筆」、すでに読んだことのあるという方も、これから初めて読んでみようとお考えの方も、ぜひ一度、国書刊行会の『完訳 エリア随筆』をお読みになってみてください。

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まとめ

まとめ

☆「エリア随筆」は、世界中に数あるエッセイのなかでも名作と評判

☆作者チャールズ・ラムはイギリスの人で、事務員として働きつつ文学作品を発表した

☆姉メアリーとの共著も多く、「シェイクスピア物語」などは現在でも人気が高い

☆「エリア随筆」の邦訳作品は戦前から数々出版されてきた

☆国書刊行会の『完訳 エリア随筆』は、「エリア随筆」を全訳した最新の邦訳本

☆『完訳 エリア随筆』には詳細な註釈が付いているため、初めて読む人でもわかりやすい

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