【買取・入荷】二世 中村蘭台印譜(二玄社)│二世蘭台の印を集成した、篆刻好きには有益な本をお売りいただきました。
【買取・入荷】二世 中村蘭台印譜(二玄社)│二世蘭台の印を集成した、篆刻好きには有益な本をお売りいただきました。
現在でも根強い人気のある二世中村蘭台、その印影を集めた『二世 中村蘭台印譜』(二玄社)をお売りいただきました。
初期の作品から晩年の作品まで、さらに代表作「老子語五十顆」も見ることのできる、大変有益な本です。
この記事では、二世中村蘭台とはどのような人なのか、二玄社から出版された『二世 中村蘭台印譜』の内容などについて解説します。
二人の「蘭台」?二世中村蘭台と初世中村蘭台
二世中村蘭台は、大正期から昭和期にかけて活躍した篆刻家です。
「篆刻って何?」という方は、コチラをご覧ください
篆刻に馴染みのない方の中には、「二世」という文字が目についた方もいらっしゃるでしょう。
そうです、「二世」がいるということは「初世中村蘭台」もいるのです。
初世中村蘭台は、明治から大正時代に活躍した篆刻家です。
中国の著名な篆刻家である徐三庚などの影響を受け、それまでの日本の篆刻には見られなかった独特の作風を確立しました。
また、木や竹を素材とした印や扁額の制作にも優れていたことで知られています。
二世蘭台は初世蘭台の実子で、明治25年、東京の浅草で生まれました。
当初は父の跡を継いで篆刻家になるという気持ちはなく、篆刻家とは別の道に進もうとしていたようですが、運悪く初世蘭台が体調を崩してしまったため、生活のためにやむを得ず篆刻家の道へ進むことになったといわれています。
篆刻家として生活する意思はなかったとはいえ、幼いころから父の仕事を見て育ったせいか、若い頃の作品にも立派なものが残っています。
初期の作品は、父である初世の作風に強い影響を受けていますが、徐々に二世蘭台独自の作風を確立していきます。
二世蘭台も初世と同じく、木や竹を素材とした扁額などの制作にも優れており、それらの作品は篆刻作品に勝るとも劣らぬほど高く評価されています。
若い頃の二世蘭台は「石田」などと号して「蘭台」と名乗っていませんでしたが、後には父の号である「蘭台」を名乗るようになり、初世と区別して二世中村蘭台と呼ばれるようになりました。
二玄社の『二世 中村蘭台印譜』はどんな本?
二玄社の『二世 中村蘭台印譜』は、二世蘭台の初期から晩年の篆刻作品を集めた作品集です。

本書は、上巻下巻の二冊で構成されています。
上巻には、大正四年(1915年)23歳の作品から昭和四十三年(1968年)76歳の作品まで、150に近い数の印影が収録されています。
巻頭には、10ページ分ほど印材の写真が掲載されており、二世蘭台の制作した魅力的な印の装飾を見ることができます。
二世蘭台は、印材に華麗な装飾を施したことでも有名です。
通常の印譜は印面を捺した印影のみを収録していることが多いのですが、『二世 中村蘭台印譜』では印そのものの姿も写真で紹介されているのが嬉しいポイントです。
下巻には、二世蘭台のライフワークといってもよい「老子語五十顆」が収録されています。
中国古代の思想書「老子」にある文言を題材に制作された作品群です。
こちらも上巻と同じく、巻頭には印材の写真が掲載されているため、二世蘭台による素晴らしい装飾も見ることができます。
巻末には、編者中村淳による解説や年表も添えられているため、この『二世 中村蘭台印譜』を通覧すれば、二世蘭台の芸術がどのようなものであったのか、その大まかなところを知ることができるでしょう。
二世中村蘭台を継ぐ者
ところで、「二世がいるのだから三世もいるんじゃないか」とお考えになった方はいらっしゃるでしょうか。
残念ながら、「三世中村蘭台」と名乗った人物はいません。
しかし、二世蘭台の生み出した芸術世界は後継者によって現在にも伝えられています。
それが中村淳です。
名前を見て予想できるでしょうが、中村淳は二世蘭台の子です。
父の作風をよく受継ぎ、篆刻の世界では一家を成しましたが、生涯「蘭台」と名乗ることはありませんでした。
中村淳は篆刻の普及にも尽力し、その教えを受けた篆刻家が現在でも活躍しています。
中村家の人々については、コチラもご覧ください
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まとめ
まとめ
☆二世中村蘭台は、大正から昭和にかけて活躍した、日本を代表する篆刻家の一人
☆父親である初世中村蘭台も篆刻家として有名
☆最初は父の影響を強く受けていた二世蘭台も、後には独自の作風を確立した
☆二玄社の『二世 中村蘭台印譜』は、二世蘭台の初期から晩年の作品を、また代表作である「老子語五十顆」を収録した印譜
☆『二世 中村蘭台印譜』をみれば、二世蘭台の篆刻芸術を大まかに知ることができる

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