◎【買取情報】拓本の処分をお考えでしたら、ぜひ忠益軒にお任せください!

ご不用な拓本の処分は、忠益軒にお任せください

当店では拓本をはじめとする書道のお手本、書道の本、書道具、古書古本全般を買取りいたしております。

拓本とは、凹凸のある物の上に紙を置き、墨などを使用して形を写し取る技法です。

そのような技法で得られた紙も拓本、あるいは省略して拓などと呼ぶことがあります。

子どもの頃、凹凸のあるものの上に紙を置いて、その上を鉛筆の芯の腹部分でこすり、下にあるものの形を写し取った経験はありませんか?

あれも一種の拓本です。

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初めて書道のお手本を見た方の中には、「何で黒地に白い文字が書いてあるのだろう?白地に黒い文字のほうが馴染みやすいのにな」とお感じになった方もいらっしゃるはずです。

お答えしましょう。

黒地に白い文字のお手本が多いのは、書のお手本が昔の石碑などから採られた拓本を元に作られているからです。

拓本は、いくつかの視点から色々と分類することができます。

今回は、その中の二つを紹介しましょう。

まず紹介したいのが、整本剪装本という分類です。

整本とは、拓本として写し取った紙を切り貼りすることなく、そのまま仕立てたものをいいます。

つまり、対象となった物、例えば石碑であれば石碑そのままの形を見ることができるのです。

この整本は大きいものが多いため、掛け軸に仕立てられたり、折りたたまれた状態になっていたりします。

剪装本は、拓本として写し取った紙を切り貼りして、冊子状に仕立てられたものをいいます。

拓本と聞いて多くの人がイメージするのは、こちらの剪装本でしょう。

お経の書かれているような、蛇腹折りになっている本をご覧になったことはないでしょうか。

剪装本の中には、あのように仕立てられているものが少なくありません。

それぞれの利点を簡単に挙げれば、次のようになるでしょう。

次に紹介したいのが、原拓とそれ以外の拓本(模刻拓)という分類です。

原拓というのは、石碑や青銅器から直接取られた拓本です。

この原拓は、対象物の姿を最も正確に表したものとして貴重で、大変人気があります。

近年では石碑や青銅器などから直接拓本を採取することが禁じられることも多く、その希少価値は上昇しています。

原拓以外の拓を、仮に模刻拓と呼んでおきましょう。

先ほども述べたように、近年では石碑などから直接拓本を採取することが禁じられる場合が少なくありません。

ところが、拓本の需要は一定程度残っています。

そこで、ある対象物(ここでは仮にA碑といいます)から採取された拓本を元にして、新たに石や木にA碑と同じような文字を彫り、そこから拓本を採取するということが行われています。

つまり、複製品から採取された拓本が存在するということです。

A碑から採取された拓本を元にしているため、一見して同じ碑から採取された拓本のように見えますが、価格の面からみると、両者には大きな差があります

近年では、技術の発展により、機械印刷で製作されたお手本もかなり原本に近い雰囲気を表現することができるようになりました。

しかし、石碑や青銅器から直接採られた拓本の魅力は多くの人を惹きつけてやみません。

そのため、石碑などから直接採取された原拓は、たとえ近年採取されたものでも、貴重なものということができるでしょう。

さて、ここで気になるのが「どんな拓本に価値があるのか」ということです。

これは難しい問題で、一言で「こういう拓本は価値がある!」と答えられないというのが実情です。

しかし、これではここまでお読みいただいた方の中にもモヤモヤしたものが残ってしまうと思うので、価値の高くなりやすい拓本の傾向をお答えしましょう。

それは次のような拓本です。

1と2については理解しやすい思うので、ここでは簡単に3と4について説明しましょう。

3の「完品である」とは、採拓の対象となったもの、例えば石碑の文字なら石碑の文字すべてを採った拓本であることという意味です。

石碑の場合、題字の書かれている部分、本文の書かれている石碑の表面・側面・裏面など、文字の書かれた部分は複数箇所に及ぶことがあります。

それらの部分すべてを採拓した拓本と、その石碑の表面だけを採拓した拓本では、前者のほうがより価値が高くなります。

4の「来歴が優れている」とは、有名な書家や蔵書家が所蔵していた拓本であったり、書籍などに掲載されている拓本であったりするということです。

同じ時代に採拓された拓本でも、有名な書家の跋文が書かれている拓本とそうではない拓本では、前者により大きな価値があります。

現在でも大変人気のある拓本ですが、それゆえに贋物や模刻拓が数多く存在します。

なかには、本物と見まごうほど精巧に作られているものもあり、その鑑別は大変難しいものです。

たとえ、どれほどそっくりでも、原拓と贋物や模刻拓とでは価値に雲泥の差があります

あまりに安価な拓本などは、基本的に贋物や模刻拓と疑ったほうがよいでしょう。

さて、いかがだったでしょう。

拓本について、大変簡単にではありますがご紹介してきました。

当店では、『九成宮醴泉銘』『顔氏家廟碑』『曹全碑』『礼器碑』『開通褒斜道刻石』『石鼓文』などの有名作品の拓本をはじめ、各種墓誌銘や仏教美術品の拓本、さらには古銭や硯の拓本も買取いたしております。

もちろん、日本の石碑などから採られた拓本も査定対象です。

ご不用な拓本がございましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。

さて、忠益軒では、多様な種類の拓本を買取りいたしております。その他、ご不用な書道の本、篆刻の本、印譜などがございました、ぜひお気軽にご相談ください

☆忠益軒では、書道本をはじめ、書道具、古書古本全般の買取もいたしております。「これも買取ってもらえるのかな?」と疑問に思ったら、お気軽にお問い合わせください。

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