◎【買取情報】二玄社『顔真卿字典』の売却はお任せください。

二玄社から刊行された『顔真卿字典』のご売却は、ぜひ忠益軒にお任せください。当店では『顔真卿字典』をはじめとする書道の本を積極的に買取りいたしております。

顔真卿字典』は書道関連書籍の老舗出版社である二玄社から1992年に刊行された書籍です。

その名の通り、顔真卿が書いたとされる文字だけを集めて一冊にした、顔真卿ファン垂涎の字典です。

顔真卿は、中国の唐時代の人物です。日本でいうと奈良時代の人物で、聖武天皇や鑑真などと生きた時代を同じくします。

西暦709年(景龍三年)、琅邪郡臨沂県の名家として知られる顔氏に生まれた顔真卿は、勉学と書芸術いずれにも秀でた一族という顔氏の評判に違わぬ秀才でした。

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弱冠26歳にして官吏の登用試験である科挙に及第し、その後も各種の試験に合格することで官吏としてのエリートコースを歩みました。しかし、正義感が強くまた剛毅な性格であったため各種の不正を見逃すことができず、それを弾劾したことが原因で数度の左遷にも遭ってしまいます。

長い唐時代のなかでも代表的な反乱である安禄山の乱のときにも軍功のあった顔真卿は、ついには吏部尚書の地位(現在の大臣のような地位)に至ります。

しかし、顔真卿を嫌った宰相盧杞から反乱者の李希烈を説得するよう命ぜられ、李希烈のもとへ赴くとそこで殺されてしまいました。李氏は顔真卿を利用しようと説得を試みたものの、顔真卿の唐王朝への強い忠誠心を曲げることはできなかったといいます。

ときに西暦785年(貞元元年)、顔真卿は77歳という高齢でした。

このような経歴から、顔真卿は中国史上でも指折りの忠臣と評価されています。

学問に詳しい人物としても知られる顔真卿ですが、その名が最も有名なのは書の分野といえるでしょう。

唐時代に書の名手として名を馳せた人物として、欧陽詢虞世南チョ遂良という人物がいます。顔真卿はそれらの人々とともに「唐の四大家」と呼ばれることもあるのです。

現在では、書聖と呼ばれる王羲之に勝るとも劣らぬほどの評価を与えられています。

幸いなことに、顔真卿の書は数多く残されています。楷書の「多宝塔碑」「顔氏家廟碑」、真蹟といわれる行書の「祭姪文稿」など、名品といわれるものが少なくありません。

顔真卿の書は、「一碑一面貌」とも評されるほど、それぞれの作品に異なる趣があり、変化に富んでいます。そんな顔真卿の作品にみられる字形を一覧できる本書は、顔真卿の作品を敬愛する人には無くてはならない存在です。

さて、当店では、そんな二玄社の『顔真卿字典』をいたしております。その他の書道書、書道具・書道用品、古書全般の買取りも行っておりますので、ご不要なものがございました、ぜひお気軽にご相談ください

当店では、二玄社の『顔真卿字典』以外の書道本や書道具、また古書・古本全般も買取りいたしております。

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