◎【買取情報】二玄社の『陳鴻寿の書法』を買取りいたしております。
二玄社から刊行された『陳鴻寿の書法』のご売却は、ぜひ忠益軒にお任せください。当店では『陳鴻寿の書法』をはじめとする書道の本を積極的に買取りいたしております。
二玄社から刊行された『陳鴻寿の書法』は、清朝中期に活躍した書画家・篆刻家である陳鴻寿の作品を収録した作品集です。
≫陳鴻寿はどんな人?
陳鴻寿(陳鴻壽)は、乾隆三十三年(1768年)から道光二年(1822年)まで生きた、中国清時代中期を代表する芸術家です。
現在の浙江省杭州市の人だといわれています。
字は子恭、曼生・曼龔・曼公・恭寿・翼盦・種榆仙吏・種榆仙客・夹谷亭長・老曼などと号しました。
清朝の芸術家として大変有名な人物ですが、その経歴については詳しく分かっていません。
同時代の文化人がそうであったように、陳鴻寿自身も役人としての地位を得ており、現在の県知事のような職に就いていたということです。
俗に江南地方とも呼ばれる浙江省、その杭州市出身の八人の優れた書画篆刻家に対する呼び名として、「西泠八家」という呼び名があります。
陳鴻寿は、この西泠八家の一人にも数え上げられている人物です。
書では、特に行書や隷書作品の評価が高く、山水画や花卉画の作品もあり、篆刻においても一家を成しました。
印譜に『種榆仙館印譜』、著書に『種榆仙館詩集』などがあります。
また、陳鴻寿を語るうえで外せないのが「曼生壺」と呼ばれる砂壺(急須のこと)を制作したことです。
砂壺は陳鴻寿の生きた時代よりも前から存在していましたが、その砂壺に詩文を彫りつけるなどして、新たな芸術的一面を切り開きました。
陳鴻寿の創案に成る砂壺は、とくに「曼生壺」と呼ばれ、現在でも大変珍重されています。
≫『陳鴻寿の書法』はどんな本?
『陳鴻寿の書法』は、陳鴻寿の書作品を中心に収録した作品集です。
条幅作品を中心に、扇面や画冊、さらに尺牘(書簡)も収録されています。
書家としてだけではなく、広く芸術全般に非凡な才能を発揮した陳鴻寿ですが、本書を見ればその書家としての一面を知ることができるでしょう。
また資料として、陳鴻寿の尺牘を集めた『陳鴻壽尺牘冊』と詩を集めた『種榆仙館詩集』が影印収録されています。
原本を見ることは、日本ではなかなか難しいので、これらの本を読んでみたいという方にも本書をお薦めします。
巻末には編者である林田芳園による解説のほか、作品解説や年表も付いており、まさに陳鴻寿について知りたい人には必読の文献といえます。
日本において刊行された書籍で、陳鴻寿の作品をこれだけまとめて見ることのできる書籍は本書だけでしょう。
陳鴻寿の書や篆刻を好む人にはもちろん、清時代の書画篆刻芸術の一端を見てみたいという方にも役立つ書籍です。
まとめ
☆陳鴻寿は中国清時代中期に活躍した江南地方の文人
☆書家・篆刻家としてだけではなく、芸術のさまざまな分野で活躍
☆『陳鴻寿の書法』は、陳鴻寿の書作品を数多く見ることのできる作品集
さて、忠益軒では、二玄社の『陳鴻寿の書法』を買取りいたしております。その他、ご不用な書道の本、篆刻の本、印譜などがございました、ぜひお気軽にご相談ください。
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