◎【買取情報】二玄社『北魏楷書字典』の売却は忠益軒へお任せください!

二玄社から刊行された『北魏楷書字典』のご売却は、ぜひ忠益軒にお任せください。当店では『北魏楷書字典』をはじめとする書道の本を積極的に買取りいたしております。

『北魏楷書字典』は書道関連書籍の老舗出版社である二玄社から2003年に刊行された書籍です。

編者は梅原清山氏です。梅原氏は青山杉雨に師事し、日展の内閣総理大臣賞をはじめとする様々な受賞歴を持つ、現代書道界を代表する書家の一人です。

楷書は漢字の字体の一つです。

現代では、楷書が標準的な書体として書籍や広告などで用いられているため、私たちが日常生活で最も目にする機会の多い字体ということができるでしょう。

楷書は唐時代に確立した書体といわれています。

唐時代以前、漢時代には標準的な文字として隷書という字体が用いられていました。この隷書が徐々に変化し、南北朝時代や隋時代を経て楷書という字体へ整ってゆきました。

現代では楷書が一般的なためか、よく勘違いされるのですが、楷・行・草・篆・隷という五つの字体の中で最も新しく生まれた字体が楷書です。行書や草書は楷書が確立する以前から使用されていた字体で、楷書から行書や草書という字体が生まれたわけではありません。

『北魏楷書字典』は、楷書という字体が確立したといわれる唐時代よりも前の時代、すなわち南北朝時代の楷書体文字を集成した字典です。

収録対象となったのは、南北朝時代の碑・造像記・墓誌銘などです。さらに、写経などの肉筆資料からも文字が採用されています。

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書道を習い始めると、最初に楷書を学習することが多いと思います。このときに手本とされるのは、いわゆる唐の四大家、すなわち欧陽詢・虞世南・チョ遂良・顔真卿であることが多いでしょう。そのせいか、楷書というと唐時代の洗練され骨格の揺るぎない字を思い浮かべる方も少なくないでしょう。

本書の編者によれば、南北朝時代の楷書の魅力の一つは生命感に満ちていることです。

この時代の名品、例えば高貞碑・張猛龍碑・龍門造像記・各種の墓誌銘の文字を眺めていると、洗練され骨格の揺るぎない唐時代の楷書とは異なる魅力があることに気が付きます。南北朝時代の楷書が、今なお多くの人々に好まれているのは理由のないことではありません。

本書には、見出し字約3,500字、字例32,000弱という文字が収録されています。

編者の書いた序文を読むと、初期の段階で対象とした文字の数は約120,000字、そこから取捨選択を重ねたものでも約80,000字、その中から更に精選して本書が成立したということがわかります。

梅原氏は、特に楷書へ思い入れの深かった書家です。先に述べた日展の内閣総理大臣賞を受賞した作品も、唐時代以前の楷書をもとに書かれた作品ということです。

そんな梅原氏の選眼を経て成立した『北魏楷書字典』は、楷書を本格的に勉強しようという人たちには大変役立つ書籍でしょう。

さて、当店では、そんな二玄社の『北魏楷書字典』を買取りいたしております。その他の書道書、書道具・書道用品、古書全般の買取りも行っておりますので、ご不要なものがございました、ぜひお気軽にご相談ください

当店では、二玄社の『北魏楷書字典』以外の書道本や書道具、また古書・古本全般も買取りいたしております。

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