◎【買取情報】「鉄斎翁書画宝墨」買取実施中!
「鉄斎翁書画宝墨」を売却したいという方は、ぜひ忠益軒にご相談ください。当店では「鉄斎翁書画宝墨」のほか、墨、筆、紙、硯、印材、拓本などの書道具・書道用品を買取りいたしております。
≫「鉄斎翁書画宝墨」とは?
「鉄斎翁書画宝墨」は有名な唐墨(⇒詳しくはコチラ)の銘柄です。正しくは、旧字体で「鐵齋翁書畫寶墨」と書きます。有名な墨なので、書道用品店の店頭で見たことがあるという人も少なくないかと思います。
この墨の名前を見て、「へ~、日本には富岡鉄斎っていう人がいたけど、中国にも鉄斎なんて人がいたのかな」と思った方は鋭いです。実はこの墨の名前にもなっている「鉄斎」とは「富岡鉄斎」のことなのです。中国の墨になんで富岡鉄斎の名前がついているのか不思議に思うでしょうが、実はこの墨はもともと富岡鉄斎の長寿を記念して、高島屋の仲介で日本からの注文によって作られたものなのです。墨に描かれている図案や文字も鉄斎の手に成るということです。最初にこの墨が製造されたのは1910年代といわれていますから、約100年もの歴史を持つ墨ということになります。
≫油煙一〇一?
中国の墨を見たことのある人のなかには、墨の頭に「油煙一〇一」や「五石漆烟」などという表記のあるものを見た記憶があるという方もいらっしゃるでしょう。あれは墨の等級を表す表記です。中国のある墨メーカーで製造された高級な墨は、その原材料や製造方法の違いにより、主に「油煙一〇一」「油煙一〇二」「油煙一〇三」「油煙一〇四」の四種類に分けられていました。
最も高価だった「油煙一〇一」の墨としては「鉄斎翁書画宝墨」や「大好山水」、それに次ぐ「油煙一〇二」としては「百寿図」など、さらに「油煙一〇三」としては「天保九如」など、最後の「油煙一〇四」としては「紫玉光」などという銘柄の墨が製造されていました。ご覧の通り、「鉄斎翁書画宝墨」は最も高いランクに位置する高級墨だったのです。
≫「古い」鉄斎墨と「新しい」鉄斎墨
先ほども述べましたが、「鉄斎翁書画宝墨」は約100年の歴史を持つ墨です。しかし、100年もの間まったく同じような材料や製法で製造されたものではないようです。時代が下るにつれ、資源保護などの影響で、昔は使用することができた材料が徐々に使用できなくなったそうです。そのために古い「鉄斎翁書画宝墨」は珍重されており、特に文化大革命期以前のものは人気が高く、近年では中国の人たちが積極的に買い求めています。
そんな「鉄斎翁書画宝墨」を売却したいという方は、ぜひ忠益軒にご相談ください。当店では「鉄斎翁書画宝墨」をはじめとする墨を適切に評価して買取いたしております。また墨のほか、筆、紙、硯、印材、拓本などの書道具・書道用品や古書古本全般の買取もいたしております。「これも買い取ってもらえるのかな?」などと疑問をお持ちの方は、ぜひお気軽にご連絡ください。
☆当店では墨、筆、紙、硯、印材、拓本などの書道具・書道用品をはじめ、書道の本や和本・唐本などの古典籍、さらに古書古本全般の買取をいたしております。